孤独感──異文化環境での孤立と相談相手の不足

ブラジルに赴任した最初の1年間、私も妻も現地の生活を楽しむ余裕はありませんでした。

  • 言葉の壁が高く、ちょっとした買い物でもひと苦労
  • 治安の問題から、気軽に外出できない
  • 日本にいる家族や友人との時差で、連絡のタイミングが合わない

特に私の場合、「仕事が忙しすぎて、気づけば家と職場の往復だけ」という状態でした。

一方、妻は家にこもりがちになり、話し相手もおらず、不安を抱えていたようです。

孤独を和らげる方法

駐在生活の孤独感は、環境の影響もありますが、「どう過ごすか」によって変えられる部分もあります。

1. 小さな習慣を作る

赴任直後は「日々の生活に余裕が持てない」「どこへ行くにも不安」と感じることが多いでしょう。そんな中でも、元々好きだったことや安心できることを思い出し、できる範囲で取り入れてみることが大切です。

また、ショッピングセンターやカフェ、公園などお気に入りの場所を見つけ、小さなルーティンを作ることで、「安心できる場所と時間」が少しずつ増えていきます。

✔ 朝の小さな楽しみを作る(お気に入りの音楽を流す、軽くストレッチをする、バルコニーで深呼吸する)
✔ 週末は家族で外に出る習慣を作る(公園で軽く散歩、現地のパン屋で朝食を買う、ショッピングセンターで買い物と食事)
✔ 1日1回は現地の言葉で会話してみる(エレベーターで簡単な挨拶、配達員に「ありがとう」と伝える)

「慣れる」ことが、孤独感を和らげる一歩になることもあります。

2. 人とのつながりを“無理なく”増やす

「駐在者コミュニティに入るのが正解」とは限りません。言葉に不安がある場合は、自分に合った方法で、無理なく少しずつつながりを増やしていくことが大切です。例えば、学校の日本人会のイベント、日本人同士の集まり、子どもの友達のママネットワークを活用するのも良いでしょう。

英語など外国語に自信があれば、外国人向けの習いごとに参加してみるのも一つの方法です。

✔ いきなりグループに入るのではなく、まずは1対1で話せる場を探す
✔ 日本語で交流できる場(オンラインイベントなど)を活用する
✔ 子どもの友達のママと学校関連のつながりから自然に広げる

ひとりで抱え込まず、誰かに話してみませんか?

駐在生活のストレスや孤独感は、あなただけのものではありません。

同じように悩んでいる人はたくさんいます。そして、少しずつでも改善できる方法があります。

💡 Lively Lifeでは、オンラインで無料相談を行っています。

「ちょっと話してみたい」「今の気持ちを整理したい」

そんな方は、どうぞお気軽にご利用ください。

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あなたの駐在生活が、少しでも安心できるものになりますように。