海外駐在で「夫婦関係がギクシャク…?」よくある悩みとその対策

「海外赴任が始まってから、パートナーとの関係がなんとなくぎくしゃくしてきた」
「日本にいた頃はうまくいっていたのに、最近ケンカが増えた気がする」

海外での生活を始めた多くのご家庭で、こうした声が聞かれます。とくに、赴任者に帯同して現地に暮らすご家族からは、「孤独感」や「コミュニケーション不足」など、さまざまな戸惑いや悩みが寄せられます。

今回は、海外駐在中に夫婦関係がうまくいかなくなる背景と、その対策についてわかりやすくご紹介します。

なぜ海外駐在で夫婦関係がギクシャクするのか?

1. 環境の変化と生活ストレス

海外での暮らしは、言語・文化・生活習慣など、何もかもが違います。
日常のちょっとしたことでも「うまくいかない」「誰に聞けばいいの?」とストレスが溜まりがちです。

赴任者は新しい職場や役職での責任が重く、忙しい毎日。
一方で、帯同者は日本でのキャリアや人間関係をいったん手放し、新しい土地でゼロからの生活をスタートさせています。

その結果、お互いに余裕がなくなり、小さなことでもイライラしてしまう、そんな状態に陥ることも珍しくありません。

2. すれ違うタイミングと気持ち

忙しさや生活リズムの違いから、「話す時間がない」「話しても通じない」と感じることが増えるのも、海外赴任中のご家庭でよく起こる問題です。

帯同者は、「自分のことをわかってくれない」「相談したいのに聞いてもらえない」と感じがち。
一方の赴任者も、「こっちも必死に頑張ってるのに…」という思いを抱えています。

お互いが「わかってほしい」と願う気持ちがすれ違い、「どうせ分かってもらえない」という諦めや距離感につながってしまうのです。

3. 役割分担・価値観のズレ

海外生活では、仕事・家事・育児などの役割分担も大きく変わります。
それが夫婦の「当たり前の価値観」にズレを生むことも。

たとえば、日本では分担できていた家事が、現地では片方に偏りがちになったり、語学や手続き面で一方に負担が集中してしまったり…。
そうしたズレが、「どうして自分ばかり」「感謝がない」といった不満を生み、関係の冷却化につながることがあります。

夫婦関係をこじらせないための3つの対策

1. 「お互い大変なんだ」と認め合う

どちらか一方が我慢し続けるのではなく、お互いの大変さを認め合う姿勢が大切です。

「今日はどんなことが大変だった?」
「何が一番不安?」

そんなふうに、気持ちに焦点をあてた会話を週に1回でもしてみると、相手の考えや苦労が見えてきます。
言葉にすることで、少しずつ関係が和らいでいくこともあります。

2. 「自分の居場所」を意識してつくる

帯同している方は特に、家庭やパートナーに全エネルギーを注ぎがちです。
でも、“自分だけの時間や空間”をもつこともとても大切です。

たとえば:

  • オンラインで参加できる趣味や勉強会
  • 同じ境遇の人とつながるSNSグループ
  • 日本語で受けられるオンラインカウンセリング

自分の居場所を見つけることで、気持ちに余裕が生まれ、パートナーとの関係も穏やかになっていきます。

3. 「ありがとう」を小さく積み重ねる

感謝の言葉は、想像以上に関係をやわらかくしてくれます。
どんなに些細なことでも、「ありがとう」「助かったよ」と伝えるだけで、空気が変わります。

たとえば:

  • 「買い物行ってくれてありがとう」
  • 「今日もおつかれさま」

小さな「ありがとう」が重なると、信頼や安心感が育っていきます

どうしてもつらいときは、第三者に話してみてください

「家族にすら話せない」
「自分の気持ちを整理できない」

そんなときは、外部の専門家に話してみるのも一つの方法です。
誰かに話すことで気持ちが整理され、「本当は何がしんどいのか」が見えてくることもあります。

とくに、海外生活では悩みを抱えていても相談先が見つからず、一人で抱え込んでしまいがちです。
「話すだけで楽になる」場所があることを、ぜひ知っておいてください。

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