日本語で“こころ”を語れる安心感を、海外で

~現地医師から寄せられた声を受けて~

海外で暮らす日本人やそのご家族の方々が、日々の暮らしや仕事のなかで知らず知らずのうちにストレスを溜め込み、「相談したい」「悩みを打ち明けたい」と思っても、なかなかその場が見つからないという声を多く耳にします。

私自身の駐在経験からも、言葉や文化の違いに戸惑いながら生活する難しさは痛いほど実感してきました。慣れない環境、プレッシャーの多い職場、日本に残る家族への気がかり――そうした心の負担は表面化しにくく、放っておくと深刻な問題にもつながりかねません。

そんな背景の中で、「安心して話せる場所」を提供したいという思いから、Lively Lifeはオンラインでのカウンセリングサポートを立ち上げました。海外に暮らす日本人が、日本語で、そして日本的な価値観や表現を理解してくれる相手に悩みを打ち明けられる場が必要だと考えたからです。

先日、現地で長く日本人の診療に関わってこられた医師の先生から、こんなメッセージをいただきました。

「当地で診療をしていると、臨床心理士によるフォローが必要な場面が多々あります。日本語が話せる現地の人は少なくないのですが、日本の文化や心の機微を深く理解している臨床心理士となると、ごく限られた人数しかいません。

特にカウンセリングでは、言葉の選び方や“間”、話すときの“息づかい”のような微妙なニュアンスを理解することが欠かせません。それができなければ、相談者の方が本当に言いたいことを受け止めることは難しいのです。

また、カウンセラーとの相性も重要な要素です。率直に言って、当地では心理的支援の専門家がまだまだ不足しています。だからこそ、Lively Lifeのようなサポートは、とても貴重で有意義な存在だと思います。」

このお言葉をいただき、Lively Lifeが目指す方向に確かな手ごたえを感じました。私たちが担いたいのは、「気軽に話せる」「文化的な背景まで理解してもらえる」カウンセラー仕事の価値を、海外にいる方々にも届けることです。

「相談したいけど、どう伝えていいかわからない」「悩みを誰にも話せずにいる」――そんな時に、ことばの壁や文化の違いに悩むことなく、日本語でこころの内を語っていただける場でありたいと考えています。

もちろん、すべての問題がカウンセリングだけで解決するとは限りません。ときには医療的な対応が必要なケースもあるでしょう。そのような場合には、現地の医療機関や信頼できる専門家との連携を視野に入れ、必要に応じて橋渡しできる体制を少しずつ整えていきます。

私たちLively Lifeのカウンセラー仕事は、ただ「話を聞く」ことにとどまりません。ご相談者の悩みにじっくりと耳を傾けながら、その背景にある想いや考えを丁寧に整理し、少しでも前向きな一歩を踏み出せるようサポートします。

「言葉が通じる」だけでは、本当の安心にはつながりません。「分かってもらえた」「そのままの気持ちでいていい」と感じられる対話こそが、心の支えになるのではないでしょうか。

海外にいても、日本語で。
“こころ”の深い部分まで、安心して話せる場を。

Lively Lifeはこれからも、現地に暮らす皆さまの声に耳を傾けながら、心の支援を届けてまいります。私たちのサービスが、遠く離れた場所でも、誰かの「話してよかった」に繋がることを願って。